テーマ:読み物

究極の完全犯罪 その19

 塚田は救出された。救出されて正気にもどってからはこのH病院に留まることを嫌ったが、その理由を尋ねる警察や消防には、頑として口を開かなかった。そして翌日になったらさっさと退院した。いや、退院したのではない。入院費も支払わずに出て行ったのだ。  俺は塚田のアパートを見張った。北本にお礼参りをするつもりなのか、それともこの街から逃…
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靴クリームのコロンブス看板が消えていた

消えたコロンブス 昨年の5月に淀屋橋交差点付近の写真を掲載しました。 ミズノ大阪店と白洋舎、 それに時計店があるあたりです。 どうしてそんな写真を載せたかというと、 靴クリームのコロンブスの宣伝看板が屋上にあったからです。 今時、靴クリームの宣伝をしても、売れる量は知れているのに、と思ったから…
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ク マ  その4  + クルーズ船で思うこと

 クマのことが終わり早く家に帰ろうと坂を上っていると、上からウーッという唸り声が聞こえてきた。犬が三匹、歯を剥き出しにしてこっちを睨んでいる。そのうちの一匹はクマよりも一まわり、いや二まわりくらいでかい奴だ。  最初に熊と勘違いしたクマの毛色は、どちらかというと焦げ茶と黒の毛が混ざっているみたいだったが、このでっかい野良犬は、暗い…
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ク マ その1

 私の名前はクマです。散歩をしているオッサンが勝手に名付けただけで、本当は名前なんか最初からない、どこにでもいる野良犬なのです。  そのオッサンが最初に私を見たとき、大変驚いたようです。  日が沈んで辺りが薄暗くなってきた時でした。オッサンが坂を下ってきたのです。なんだかぎこちない走りです。ジョギングでも始めようと一念発起し…
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リーフ 下取り30万円

日産のリーフと三菱のアイミーブの2種類だと思いますが、 近ごろはアイミーブは、ほとんど見ることがありません。 現在販売されているリーフはフル充電からの走行距離が400キロ以上になったようで、 これだとちょっとしたドライブでも安心して使用できますが、 古いリーフだとすぐに電池がくなるのです。 以前、リーフ…
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隠し神 第3部 No.23

 小さいが大きな物でもある巨人の破片。なんだか禅問答みたいだけど、このなぞなぞを解かなきゃウリボーを救いだせない。絶対に簡単なことだけど、いつも教えてくれない神様関係だ。  小さいものがあの巨人の赤銅色の破片だとしたら、それはどこにあるのだろうか。こんな大海原の中から探し出すことなんて不可能だが、観音様の手のように、次から次へと繰…
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隠し神 第3部 No.22

 さ、行くぞ。俺は心に念じ巨人めがけて猛スピードを出すために必死で駆ける真似をした。足を出来るだけ早く動かし、続いてスーパーマンに似せた格好で飛び上がった。  モニターで外を見ると凄い早さで飛んでいる。巨人の顔が憤怒の形相になってこっちを見ている。もう少しで衝突となった時に目の前に大きな拳が迫ってきた。この拳を砕かなきゃ首の付根へ…
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隠し神 第3部 No.20

 俺は思いきり駆け足のゼスチュアで巨人から離れ、そして上を向いて思いきりその場で飛び上がった。千手観音はこれまでにない速さで海面をめざした。 『臆病者めが。元締がいなければ何もできない駄目男が。だからダメ男なんだ。ハ、ハ、ハ。さ、今度はどう避ける。行くぞ』  上からドーンと衝撃が走った。俺が乗っている千手観音は上、下、斜めと、出…
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隠し神 第3部 No.19

 大きなゼスチャーで速さを表現して、スピードを出して俺は体当たりを試みた。衝撃は何も感じなかった。モニターで外をみた。何も変っていない。巨人はそのまま突っ立っている。もう一度試してみることにした。大きく手を振ってスピードを上げようとした時に頭の奥に痛みが走った。俺はそのままの格好でいると、ウリボーの声が聞こえて来た。 「ダメ男、ダ…
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カラス

台風10号は2日にわたり強風をもたらし、 部屋の中は砂や小さな飛来物で、足の裏を黒くしてくれます。 こんな風の強い中でも、元気なのがカラスです。 昨日の朝5時、風でガラス戸も開け閉めがしにくい状態なのに、 カラスが飛び回っているのです。 1羽だけではありません。3羽があっちへ行ったりこっちへ来たり。…
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隠し神 第3部 No.18

※ ※ 前回は7月30日でした。その続きです。  ボケーッと外を眺めているときにふと疑問が湧いてきた。こうやって時空を翔る千手観音に乗っているが、どうして洋子のお父さんが千手観音を飛ばすことができるのか、不思議だ。歴史的には境界の家に関係していたと思われる田中家だが、神様ではない。連綿と続く旅館の主人でしかないのだ。 「そう…
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