沈没した船を、一般には見せたくないのかな?

KAZU Ⅰの船体が陸揚げされ、亡くなられた家族の遺族が船内を見ることができたそうですが、
どうして一般の目には見せないようにするのか、分かりません。
船内には亡くなった方はいなくて、遺留品などがあるからでしょうが、
沈没した原因なんて、よほどのことがない限り、私たちにはわかりません。
けれどもおおよそのことは想像がつくし、ブルーシートでああまで隠す必要がどこにあるのか、
不思議でなりません。
部外者がどうのこうのと言うのを恐れているのでしょうか。
交通事故などで、乗車していた人が亡くなったなら、その人を見せないようにするのは分かります。
ウクライナの戦争で殺された人の映像を映さないのもわかります。
けれども、壊れたビルや、破壊されたクルマはそのまま映っています。
倫理的な面で、映像に規制がかかることくらい、理解できますが、
すべて捜索した後の船を見られるのは、いつ頃になるのでしょうか。
ひょっとしたら、これから始まるであろう、裁判なども考慮され、
結局、早くて1年先くらいだったりして。
これじゃ、だれのための報道か、何のための報道か分からなくなってしまいます。
ワイドショーなどでは、事件に関することを、
あらゆる方向から掘り下げてゆくのですが、
いつも肝心のところで、ハイ終わりです。
視聴している人に消化不良を行わせるための報道って、ちょっと狡いような気がします。
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